スタイリストにとって施術の間、お客さまに集中するのは当然なのだが、そうもいかない場合もある。例えばスタッフ全員が施術をしているときに、予約の電話が鳴った場合。
とりあえず「施術を続けたい」という気持ちを抑えて電話に出るしかないのだが。このときの電話の相手が長電話の達人だと少し暗い気持ちになる。
スタッフがオーナー一人のサロンでは特に電話との戦いは熾烈だ。
東京・成増の「ネオクラシック」では、予想していなかった商圏からの予約電話対応に奔走したことがある。
「ネオクラシック」の店名の由来は、「昔から多くの人に受け入れられてきたものの中に新しさもある、アメリカの黄金時代のイメージ」(長山オーナー談)。今風だが派手さはない。落ち着いたサロンの雰囲気と長山氏の技術はオープン当初から多くのお客さまの共感を呼んだ。
そんなサロンの噂は隣町のインターネット掲示板で「おすすめ美容室」として書き込みがされる程だった。 「うちは駅からも少し離れているので、隣町からはお客さまは来ないと思って油断していましたね(笑)」(長山オーナー談)
熱烈なお客さまの書き込みで、いつの間にか「ネオクラシック」は隣町の「おすすめ美容室」一位になっていた。隣町も人口増加の激しい地域。お客さまは一気に増えた。一人の店内で電話が鳴り続けた。施術を頻繁に中断しなくてはいけなかった。煩雑な店内は「古き良きアメリカ」とはかけ離れたイメージになっていった。
その時期に導入したのがcoming-soonだった。サロン側からの一切の返答を必要としない(ようにもできる)この予約システムは予約管理に絶大な力を発揮した。
「電話はかなり減りました。3か月後には3割のお客さまがメール予約でご来店しました。」(長山オーナー談)
お客さまにも好評だった。「一人でやっているお店だから忙しいときに電話したくない」というお客さまが多かったというのだ。「coming-soonは友達のサロンにも紹介してます。とても役に立っていますよ。」と長山オーナーは語った。 |